ワイシャツスタンダード

ワイシャツの専門知識をメインに、ビジネスマンに役立つ情報をお届けします

冬の洗濯は部屋干しに限る!押さえるポイントはこの2つ!

さむ~いこの時期、あったかい布団から出るのも辛く感じますね。
ちょっと外に出るだけのゴミ捨てや、洗濯物を干しに外に出る時でも寒さが身に染みます。
一年の間で、洗濯物が乾きにくい時期が2回あるのをご存知ですか?
ひとつはもちろん「梅雨」ですが、もうひとつは「冬」です。
梅雨は雨が降って外に洗濯物が干せないのはもちろん、室内がジメジメしていて部屋干しでも洗濯物が乾かない。
冬は外干ししていてもなかなか乾かず、朝干して夕方取り込んでも生乾き……という経験がある方もたくさんいらっしゃるんではないでしょうか。
そんな洗濯物が乾きにくい冬こそ、部屋干しをするべきなんです!
 
 

1:どうして冬は洗濯物が乾きにくいの?

f:id:ts-tomomi:20190222141945j:plain

先に書いたように、冬は洗濯物が乾きにくいです。乾きにくい原因は「日照時間が短く、気温も低いため」なんです。
雪が頻繁に降るような地域では冬の間中、洗濯物を外干しするのは難しいですね。
洗濯物が乾きやすくなる条件は「気温が高く、湿度が低いこと」です。
夏に洗濯物が数時間でカラッと乾いてくれるのはまさにこの条件を満たしているからなんです。
でも冬は乾燥しているから湿度は夏より低いはずでは?と思いますよね。確かに冬場は乾燥しているため、夏よりも湿度は低くなっています。
しかし、これには空気中の飽和水蒸気量が関係してきます。飽和水蒸気量とは、空気中に含まれる水蒸気の量のこと。この飽和水蒸気量は気温が高ければ高いほど量が増え、逆に気温が低いとその量は減ってしまいます。
そのため、気温が低い冬場は洗濯物に含まれる水分を空気が吸い取ってくれないんです。「一日中干していても洗濯物が乾かない……」のはこのためです。
 

2:冬の部屋干しのポイント

f:id:ts-tomomi:20190222141949j:plain

冬場は外干しに向かない理由も分かりました。

だからこそ、冬の洗濯物は部屋干しにしましょう。干し方のポイントさえ押さえれば生乾きのストレスもなくなりますよ。

効率的に洗濯物を乾かすポイントは以下の2点です

①室温を上げる

②湿度を上げすぎないこと

「室温を上げる」これは暖房器具を使っていれば自然と上がるもの。もし家を空けなければいけないのなら、次の「湿度を上げすぎない」ことを重点的に意識しましょう。

冬場は室内の湿度が低く、乾燥によって喉の調子が悪くなったり、風邪のウイルスなども蔓延しやすくなります。しかし、湿度が高すぎると、洗濯物がなかなか乾かずに生乾きの原因にもなってしまいます。

そこで大事なのは「湿度を上げすぎないこと」室内を適度な湿度に保つことで乾燥対策にもなりますし、洗濯物も気持ちよく乾いてくれます。

除湿機などの家電を使う方法もありますが、一番簡単な方法は「新聞紙を広げて敷く」ことです。新聞紙が余計な湿気を吸い取ってくれます。サーキュレーターなどを使えば、自動的に空気を循環させてくれるので、湿気も溜まりにくくしてくれますよ。

もうひとつ注意点ですが、洗濯物を部屋干しする時に、便利だからと言ってカーテンレールにずらーっと洗濯物を干していませんか?

カーテンレールに洗濯物を干すのはNGです。なぜなら窓際は湿気が溜まりやすく、また洗濯頻度の低いカーテンに少なからずついた雑菌が洗濯物につく恐れが……。できることなら空気が循環しやすい部屋の真ん中に物干しを置いて干すのをおすすめします。この時に物干しの下に新聞紙を敷くと効果的です。

 

3.部屋干しのニオイが気になるときは?

f:id:ts-tomomi:20190222141940j:plain

気を付けていても、雨が降っている日などはどうしても湿度が高くなってしまうこともあります。そんな日に洗濯物から生乾きのイヤなニオイがしてくると、余計に気分が滅入ってしまいますよね。
生乾きのイヤなニオイは洗濯洗剤を活用して予防しましょう!
生乾き臭を抑えてくれる「部屋干し用洗剤」が手軽で便利です。
部屋干しの時だけ洗剤を変えるのも億劫だという方は、使っている洗剤に抗菌・防臭効果のある柔軟剤などを併せて使用するのがおすすめです。
色んな香りの種類がある柔軟剤はニオイ対策としても有効です。しかし、匂いのきつい柔軟剤は周りの人を不快にさせたり、迷惑になる恐れもあるので十分気を付けましょう。
 
外に干していてもなかなか乾かない洗濯物、冬は厚手の服が多いし困りますよね。
部屋干しはきちんとポイントを押さえることが大切です。
毎日を快適に過ごすためにも一度部屋干しの方法を見直してみてはいかがですか?